飲料業界周辺で、従来の「3R推進」が異なる様相を見せ始めている。国内ではPETボトル本体のリサイクルが先行する一方、焼却に回ることの多かったラベル類に手を広げる動きが活発だ。飲料ラベル大手のフジシールグループは、三菱ケミカルらとシュリンクラベルのマテリアルリサイクル実証に着手。2022年度以降、事業系回収などラベルが装着されたままのボトルの市中回収・再生利用を始める計画だ。容器用シュリンクラベル大手のグンゼは、そもそもボトル/ラベルの分別が一般的でない欧米市場の開拓を有力視。リサイクル工場ではPETなどとの比重差を生かした分離法がキー工程となるため、ポリオレフィン(PO)系への素材転換に商機を見出す。収縮性や透明性、印刷適性などを向上させた新製品を来年初頭にも投入する予定だ。続きは本紙で

グンゼは守山工場で生産・輸出を想定する

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