電子部品や食品、医薬品など幅広い製品に用いられ、日本が輸入に依存する黄リンの価格が急騰している。製造コスト増や需給ひっ迫など複数の要因が重なり、輸入の大半を占めるベトナム品の今年10~12月期の価格は前四半期比3割高の1トン当たり4000ドル水準で妥結。環境改善要素が見当たらず、代替ソースもないことから今後も騰勢が続くとの見方が大勢だ。誘導品のリン酸や塩化リンの国内価格も上昇が必至の情勢で、半導体や食品添加物、難燃剤など多方面への影響が懸念される。続きは本紙で

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