<量産設備の意思決定間近、廃食油利用も視野>
 カネカの100%植物由来の生分解性ポリマー「グリーンプラネット」。2009年の事業本格化以降、加工技術を磨き用途を着実に広げてきた。舞い込む引き合いの強さも相まって、初の量産プラント導入となる設備増強の意思決定が最終ステージ。25年までに年産5万トン、30年までに20万トン体制を目指す能力増強構想の歩みを着実に進める。加工技術を蓄積しながら、用途拡充に必要な開発テーマを一つずつ攻略。さらに将来を見据え、廃食油の原料活用を中心とした資源循環型プロセスも開発している。生分解性を制御でき、土壌のみならず海水中でも分解するグリーンプラネットを、ごみ問題で敵視されがちなプラスチックから示す「万能な解」にしたい考えだ。続きは本紙で

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