塩化ビニル樹脂(PVC)の国際市況が上昇に転じた。5月をピークに軟化基調で推移していたが、内需が好調な米国の価格が上昇しているほか、ロックダウンが緩和されたインドではモンスーンシーズンが明けることもあって在庫の積み増しが進んでいる。こうしたなか、東アジア大手の9月積み輸出価格はインド向けが1トン当たり前月比100ドル前後上昇し、最高で1600ドルに達した。また、中国のカーバイド法PVCは電力制限の影響で稼働が低下し、国内価格が9000元台で高止まっている。米国のハリケーン上陸や域内大手の定修などもあり、国際市況は上昇の余地がありそう。続きは本紙で

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