AGCは8日、米ファイザー、独ビオンテック製新型コロナウイルスワクチンの原材料プラスミドDNAの製造を受託したと発表した。バイオ医薬品開発・製造受託(CDMO)事業子会社のドイツ工場が請け負う。同社はアンジェスのプラスミドDNA中間体を製造受託するなど、コロナワクチン関連の受注を伸ばしている。
バイオ医薬品CDMO事業の米子会社AGCバイオロジクスがビオンテックから製造を受託した。独ハイデルベルグ工場でプラスミドDNAを製造する予定。AGCバイオロジクスは日米欧に製造拠点を構え、プロセス開発からスケールアップ、治験や商用医薬品原薬の製造までサービスを提供している。これまでに重ねてきたCDMOの実績などが評価され、今回のプラスミドDNAの製造パートナーに選定されたという。