AGCはフッ素技術を生かし、フォトレジスト事業を育成する。手掛けるのは塗布プロセスの次世代ディスプレイに用いられる撥液バンク材。フォトリソグラフィで形成される撥液バンクは、インクジェット(IJ)で吐出された発光材料を定位置に収め、混色を防ぐ役割を担う。ポイントは水や油をはじく「フッ素」の撥液性。この強みを生かし、レジストメーカーではないAGCが同分野をリードしている。塗布プロセスの実用化が迫るなか、レジスト事業の立ち上げにつなげる。続きは本紙で
撥液バンクは山の平らな部分がフッ素の撥液性を有する