今月末から英グラスゴーで第26回国連気候変動枠組条約締結国会議(COP26)が始まる。注目は、パリ協定の実施指針(ルールブック)で未完のまま残る「第6条」をめぐる論点だ。温室効果ガス(GHG)のクレジット取引にかかわる条文だが、主に(1)二重計上の防止を貫徹するか(2)京都議定書でのクレジットをパリ協定に移管するか-が合意にいたらず、過去のCOPから引き継がれた。先進国と途上国との利害衝突、全体一致の議決方式を鑑みると、今回も見通しは明るくない。続きは本紙で

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