DICは、EMC(電磁波ノイズ)対策ニーズに対応するコンパウンド開発に注力する。PPS(ポリフェニレンサルファイド)では「電磁波シールド」に照準を合わせ、電気自動車(EV)などのモーターから生じる低周波磁界がセンサーなどの精密機器に及ぼす影響を減じる新グレードを開発中。一方、ミリ波レーダーなどの精度向上につながる「電波吸収」をもう一つの重点テーマと捉え、他の樹脂系を含めて検討していく。適用する周波数帯に応じたフィラー・組成の選定を進めて2022年以降に初期グレードを投入し、需要拡大にともなって25年以降に基本的なラインアップを揃えたい考えだ。続きは本紙で

DVDの読み取り精度向上などで蓄積したコンパウンディング技術を活用

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