ENEOSは11日、JSRのエラストマー事業を買収することで契約を結んだと発表した。来年4月をめどに、JSRが今後設立する新会社の全株式を取得し完全子会社化する。買収額は合意した1150億円を踏まえ今後確定する。燃料油の需要減に対し、石油化学へのシフトなどで乗り切る方針のENEOSは、誘導品の主力の1つを確保する。一方、電子材料とライフサイエンスを成長事業に位置づけるJSRは、かねてエラストマー事業の売却を模索してきた経緯があり、今年に入り両社の思惑が急速に一致した。ENEOSは三菱ケミカルと石化事業の協業を検討するなど、石化シフトを鮮明にしつつある。続きは本紙で

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