厚生労働省は21日、英グラクソ・スミスクライン(GSK)が新型コロナウイルス治療薬として申請しているモノクローナル抗体「ソトロビマブ」の承認を審議すると発表した。27日に開催する薬事・食品衛生審議会医薬品第2部会で承認可否を判断する。審議結果を受け、同日中にも厚労省が特例承認する見通し。

 ソトロビマブは点滴静注で、新型コロナウイルス感染症で酸素療法を必要としない軽症・中等症患者のうち重症化リスクが高い患者への投与を対象としている。承認されれば、国内で5つ目の同感染症治療薬となる。

 GSKは6日、同省に承認申請を行い、特例承認の適用を希望していた。同剤は米国で緊急使用許可(EUA)を得ているほか、カナダ、イタリア、シンガポールなどで一時的承認を取得している。

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