繊維複合材料製品などで高級ブランドを展開するhide kasuga 1896(東京都港区、春日秀之代表)が、ブランディングという手法により業界の変革に乗り出している。春日代表は、「素材だけで差別化することの難しい時代。形として見せ、さらにその背景にあるストーリーまで含めて伝えることが価値を高めることにつながる」と強調する。5月からは新たな試みとして旗艦店内に「gdkストア」をオープンし、自社商品に加え、日本が誇る工芸品を揃えて発信力を一層強化。多様な客層を呼び込み、それを契機に工業用途での展開拡大にもつなげようとしている。昨年立ち上げたサーキュラーエコノミーの構築プロジェクト「グリーン・コンポジット・ヒルズ構想」を通じてエコカー開発にも乗り出すなど、川下サイドからものづくりの世界に刺激を与えていく。続きは本紙で

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