九州大学発ベンチャーKAICO(福岡市西区)は、飼料に混合して投与する動物向け経口ワクチンの開発に取り組む。カイコのさなぎに目的たんぱく質の遺伝子を導入したバキュロウイルスを通じ、体内で抗体となるたんぱく質を複製。さなぎを粉々に砕いて飼料へ混合することで、効率よくワクチンの接種が行える。同種の組み換えたんぱく質ワクチンと比較して、非常に高いコストを必要とする精製過程を短縮できるため優位だとする。成果を生かし将来、ヒト経口ワクチン開発につなげる。続きは本紙で
製薬向け受託、トータル支援で差別化
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