メチルイソブチルケトン(MIBK)はアジア域内で価格差が拡大している。原料のアセトンが急騰したなか、中国国内市況が1トン当たり1500ドル前後まで上昇した一方、東南アジア市況は960ドル前後と上値が抑えられている。中国では採算の取れるアセトンでの外販が増え、MIBKの生産が落ちたようだ。また、需要は新型コロナウイルスの影響を脱し回復傾向にあるため需給がタイト化した。東南アジアではアセトンが中国ほど高騰せず、輸入品が安定的に流入していることも上げ幅を縮める要因となった。続きはこちら

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