メタクリル酸メチル(MMA)市況が高水準を継いでいる。需要の盛り上がりを背景に2月から3月にかけてアジア市況が1トン当たり300ドルほど急上昇し、2050ドルを上回る水準を長く維持している。コンテナ不足などによる海上輸送の厳しさもあり、欧米市場はアジア市況より1000ドルほど高い水準が続く。一方、中国では市況の低下を防ぐためにも三菱ケミカルが、従来行っていた海外拠点から中国への輸出を取りやめるばかりか、中国でのダウンストリームの生産のために安値の中国MMAを購入し、自社中国拠点で生産したMMAを輸出することも進めている。MMAの外販市場で5割以上を持つトップメーカーである三菱ケミカルが舵を握り、市況のコントロールに努めている。続きは本紙で

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