メチルメタクリレート(MMA)モノマーの世界需給バランスが急速に締まってきた。需要は世界全体では回復途上にあるが、自動車や家電など主要産業の操業率が高まっている最大市場の中国が牽引。一方、供給は欧米や中国で主流のACH(アセトンシアンヒドリン)法設備が原料アセトンの高騰で採算が合わず生産調整が相次いでいるほか、韓国や東南アジアのC4法設備も原料不足で停止や生産調整を強いられている。この結果、市況は底を打ち反転。足元で1トン1500ドル前後となっており、年内は上昇局面をたどりそうだ。ただ来年、入超を続けてきた中国の生産能力が国内需要を上回る見通しにあり、世界需給は再び緩む可能性がある。続きは本紙で

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