再生医療ベンチャーのNCメディカルリサーチ(東京都港区)は、アルフレッサを引受先とする第三者割当増資を行ったと発表した。5億円調達し、NC社が来年始める臨床試験の費用として活用する。

 NC社はヒト骨髄由来間葉系幹細胞(MSC)を使う再生医療等製品「NCS―01」の開発企業。脳梗塞に対する臨床試験を米国で実施中で、来年には日本でも始める予定。増資によりアルフレッサから5億円調達し、主に日本の臨床試験費用として活用する。開発に成功した場合、同社が国内流通を独占的に請け負う契約も結んだ。

 増資によるアルフレッサの出資比率は5・7%。三菱ガス化学や富士フイルムも出資している。

 NC社は、元ノバルティス ファーマ日本法人社長の三谷宏幸氏が新社長に就いたことも発表。7月1日付で就任した。

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

HP独自・先行の最新記事もっと見る