タイのポリプロピレン(PP)コンパウンド業界で再編の動きが加速している。タイ石油公社(PTT)グループのIRPCが日本ポリプロとの合弁に移行し、PTTグローバルケミカル(PTTGC)は既存企業への出資を通して参入する。最大生産能力を持つ三井化学グループ会社が主用途の自動車部材用で先導する市場で、各社は牙城の切り崩しを狙う。ただ、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で新車需要の低迷は続き、先行き不透明感も強い。厳しい事業環境のなか、現地化学大手を加えて新たなステージに突入する。続きはこちら

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