【バンコク=岩﨑淳一】タイ石油公社(PTT)グループは、石油化学事業の持続的成長に向けて原料安定確保の体制を整える。競争力の源泉であるタイ湾の天然ガスは既存のガス田で今後15年は開発を継続できる見通しで、ガス分離装置の更新も行って原料安定化につなげる。需要が拡大する発電用燃料は輸入液化天然ガス(LNG)で対応し、タイ湾産ガスを石化向けに優先して振り向ける。既存ガス田を延命しながら新規ガス田を確保する方針で、長期的にはタイとカンボジア双方が領有権を主張する重複領域の権益交渉がカギを握りそうだ。続きは本紙で

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