塩化ビニル樹脂(PVC)の世界需給がひっ迫の度合いを増している。8月以降に欧米でフォースマジュール(FM=不可抗力による供給不能)が相次ぐなかで定修が重なり、供給が一段と絞られている。コロナ禍の影響を受けていた米国の内需は、1~9月累計で前年同期を上回るまで回復。こうしたなか、東アジア大手の11月積み輸出価格は1トン当たり前月比90~100ドル上昇し、インド向けは1200ドル台に乗せた。年末に向けて米国品の価格に調整が入る可能性はあるが、12月積みは高値を維持するとみられる。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

市況の最新記事もっと見る