塩化ビニル樹脂(PVC)の輸出価格が続伸している。台湾大手の定修入りや中国の堅調な需要、米国品のアジアへの流入減などを背景に、東アジア大手の8月積み契約価格は1トン当たり前月比20~30ドル高の810~910ドルで決着した。今後、中国や台湾の定修明けなど供給増加要因はあるものの、9月積みは8月積み以上となる可能性がある。
 PVCの輸出価格はインドのロックダウン(都市封鎖)緩和や中国の定修などを背景に上昇を継いでいる。こうしたなか、台湾では8月から9月にかけて大手の定修が行われ、供給が絞られつつある。続きはこちら

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