塩化ビニル樹脂(PVC)の世界需要がアジアを中心に伸び続けている。インフラ投資の拡大や軟質製品の輸出増などによって、世界最大消費国である中国の需要は2019年に2000万トンを突破。また、インドの内需は300万トン程度だが、灌漑用パイプ向けなどで引き続き安定した伸長が見込まれるため、国内生産が大幅に増えない限り輸入は増加し続ける。20年はコロナ禍を背景に健康安全関連の需要が出てきた。生活に密着した製品として、今後も人口増加や経済成長が需要の伸びを支えていくとみられる。続きは本紙で

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