この間の合成香料を取り巻く情勢の変遷、なかでも技術開発と市場環境の変化を見据えた内容となっています。
具体的には、新たに開発上市された新規素材を中心に、94品目の追加、また業界主導で進む安全規制に沿って、品目の削除も行うなど変化に対応したものとなっています。
さらには合成香料の新たな製造拠点として、特に汎用品においては中国やインドを中心とした新興国の台頭があり、これらに合わせた製造業者の大幅な見直しも実施しました。
■■■■目次内容■■■■
【合成香料概説】
1.香りと日常生活/2.香料会社の役割と日本の合成香料産業/3.合成香料の分類/
4.香料合成と環境対応/5.合成香料の安全性および使用規制
【合成香料各論】
1.炭化水素 1.1 鎖状テルペン系炭化水素/1.2 環状テルペン系炭化水素/
1.3 その他の炭化水素
2.アルコール 2.1 脂肪族アルコール/2.2 テルペン系アルコール/
2.3 芳香族アルコール/2.4 その他のアルコール
3.フェノールおよびその誘導体 3.1 1価フェノールと誘導体/
3.2 2価以上のフェノールと誘導体
4.アルデヒドおよびアセタール 4.1 脂肪族アルデヒド/
4.2 不飽和脂肪族アルテヒド/
4.3 脂肪族ジエナール類/
4.4 テルペン系アルデヒド/
4.5 脂環式アルデヒド/
4.6 芳香族アルデヒド/4.7 その他アルデヒド/
4.8 アセタール
5.ケトンおよびケタール 5.1 鎖式ケトン/5.2 環式ケトン/
5.3 テルペン系ケトン/
5.4 芳香族およびその他のケトン/
5.5 ケタール
6.エーテル、オキサイド
7.合成ムスク 7.1 大環状ムスク/7.2 ニトロムスク/7.3 多環状ムスク/
7.4 脂環・鎖状ムスク
8.酸類
9.ラクトン類
10.エステル 10.1 脂肪族酸のエステル/10.2 芳香族酸のエステル/
10.3 その他のエステル類
11.窒素、硫黄を含有する化合物 11.1 アントラニル酸エステルとシッフ塩基/
11.2 ニトリル類、アミン類/
11.3 ピリジンおよびキノリンとその同族体/
11.4 ピラジンおよび関連化合物/
11.5 ピロール、インドール、オキサゾールおよび
その他の含窒素化合物/
11.6 チアゾール類/
11.7 含硫黄化合物
引用文献、おもな参考書
和文索引、英文索引、CAS索引