■■■■改訂7版について■■■■
化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)は、化学品の危険有害性を世界統一の基準で分類し、その結果をラベルやSDSに記載し、その情報を可能なかぎり簡易かつ正確に伝えようとするシステムです。
今回発行する「化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)」は、2017年国連改訂7版をGHS関係省庁連絡会議が仮訳したもので、左頁に英文、右頁に和文を掲載するスタイルとなっています。
改訂7版は、
可燃性ガス区分1に対する改訂された判定基準;いくつかの健康有害性の定義を明確にするための修正;物理的な状態にかかわらず、国際海事機関(IMO)文書にしたがって輸送されるすべてのばら積み貨物に対する安全データシート項目14の範囲を拡張するための追加的なガイダンス;改訂されさらに合理化された附属書3における注意書き;そして附属書7における新規の折りたたまれたラベルによる小さな包装の表示に対応した例など
といったさまざまな新しいあるいは改訂された項目を含んでいます。
■■■■本書の内容■■■■
第1部 序
1.1 章 GHSの目的、範囲および適用
1.2 章 定義および略語
1.3 章 危険有害性のある物質と混合物の分類
1.4 章 危険有害性に関する情報の伝達:表示
1.5 章 危険有害性に関する情報の伝達:安全データシート(SDS)
第2部 物理化学的危険性
2.1 章 爆発物
2.2 章 可燃性ガス
2.3 章 エアゾール
2.4 章 酸化性ガス
2.5 章 高圧ガス
2.6 章 引火性液体
2.7 章 可燃性固体
2.8 章 自己反応性化学品
2.9 章 自然発火性液体
2.10章 自然発火性固体
2.11章 自己発熱性化学品
2.12章 水反応可燃性化学品
2.13章 酸化性液体
2.14章 酸化性固体
2.15章 有機過酸化物
2.16章 金属腐食性化学品
2.17章 鈍性化爆発物
第3部 健康に対する有害性
3.1 章 急性毒性
3.2 章 皮膚腐食性/刺激性
3.3 章 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
3.4 章 呼吸器感作性または皮膚感作性
3.5 章 生殖細胞変異原性
3.6 章 発がん性
3.7 章 生殖毒性
3.8 章 特定標的臓器毒性(単回ばく露)
3.9 章 特定標的臓器毒性(反復ばく露)
3.10章 誤えん有害性
第4部 環境に対する有害性
4.1 章 水生環境有害性
4.2 章 オゾン層への有害性
附 属 書
附属書 1 分類および表示のまとめ
附属書 2 (削除)
附属書 3 危険有害性情報のコード、注意書きのコードと使用法、
絵表示のコードおよび注意絵表示の例
附属書 4 安全データシート(SDS)作成指針
附属書 5 危害の可能性に基づく消費者製品の表示
附属書 6 理解度に関する試験方法
附属書 7 GHSラベル要素の配置例
附属書 8 世界調和システムにおける分類例
附属書 9 水生環境有害性に関する手引き
附属書 10 水性媒体中の金属および金属化合物の変化/溶解に関する手引き