721-0

¥3,500(税別)

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著者
南川 忠男/編著
森本 聡、堤 克一路、井上 哲夫/著
出版社
化学工業日報社
発行日
2020年6月16日
サイズ
B6判・380頁
ISBN
978-4-87326-721-0

本書の概要

 近年の事故発生要因は、テクニカルスキル(技術面)に起因するものよりもノンテクニカルによるものが増加する傾向にあり、事故防止教育におけるノンテクニカルスキル教育は、製造業や建築業の現場においても取り組みがはじまっています。
 本書は、編著者らがこれまで実践し積み重ねた経験をもとに、所属先でのノンテクニカルスキル教育の実際をはじめ、教育インストラクターの養成、スキルアップの手法、教育プログラムの作り方などを解説しています。
 事業所のトップリーダー、現場の管理者、また、第一線で活躍する作業者のみなさまが、これからの事故防止・保 安安全活動を推進するために本書をご活用いただくことを強くお薦めします。

目  次

推薦の言葉/田村昌三、鳥居塚崇
まえがき/南川忠男

第1部 各社のノンテクニカルスキル教育
 第1章 AGC 千葉工場のノンテクニカルスキル教育
  1-1 ノンテクニカルスキル教育の開始経緯
  1-2 教育テーマの設定と教育実績(受講者数、振り返りシート抜粋)
   1-2-1 2005年度「ヒューマンエラー防止教育」のまとめ
   1-2-2 2007年「災害事例の横展開」の受講者の振り返りシートの抜粋
   1-2-3 2011年度の「保安異常撲滅大作戦」教育まとめ
   1-2-4 2014年度「きまりを守る大切さ!」教育まとめ
   1-2-5 2015年度「思い込み防止」教育まとめ
  1-3 事例説明の実績
  1-4 ビジュアル効果教材
  1-5 あなたならどうする演習への変遷の歴史
  1-6 行動特性評価の開発と実績
   1-6-1 行動特性は段階的実施が良い
   1-6-2 危険敢行性・危険感受性
  1-7 行動変容への取り組み
  1-8 今後の課題
  1-9 おわりに
 第2章 JXTGエネルギー 根岸製油所のノンテクニカルスキル教育
  2-1 ヒューマンスキル向上への取り組みの背景
  2-2 ヒューマンスキル向上への取り組みの始まり
   2-2-1 所内のヒューマンスキル向上WGの発足
   2-2-2 導入~トップの思いと管理職との価値観の共有
  2-3 ヒューマンスキル教育のコンセプトの構築
   2-3-1 TPM活動に学ぶ
   2-3-2 我々のヒューマンスキル向上活動の目指すところ
   2-3-3 ヒューマンスキル向上のための意識教育・行動特性診断・日常の訓練の3本柱
    (1)ヒューマンスキル向上のための意識教育
    (2)行動特性診断(KKマップ・OOマップ・IKマップ)
    (3)日常の訓練
  2-4 ヒューマンスキル教育が目指していくところ
  2-5 次世代のインストラクターのスキルアップ
 第3章 三井化学 岩国大竹工場のノンテクニカルスキル教育
  3-1 岩国大竹工場について
   3-1-1 工場の概要
   3-1-2 安全への取り組み
   3-1-3 人材確保・育成
  3-2 ノンテクニカルスキル教育実施状況
   3-2-1 ノンテクニカルスキル教育導入経緯
   3-2-2 従来の活動とノンテクニカルスキル
   3-2-3 製造部で実施するノンテクニカルスキル教育
   3-2-4 実施例
    (1)クロスロード演習(YES,NO討議)
   (2)KKマップ
    (3)OOマップ
    (4)動物当てゲーム
  3-3 心を育てるノンテクニカルスキル教育
  3-3-1 やる気のスイッチオン:立腰(りつよう)の実践
   3-3-2 自分を育てる:修養の手始め
   3-3-3 研修は 楽しく・分かりやすく・心に残る:漫談納豆芸
   3-3-4 三つの基本:根っ子を正す
  3-4 MMG(もっともっと元気に まだまだ現役)活動
   3-4-1 MMG結成の理由と経緯
   3-4-2 MMGの目的と目標
   3-4-3 MMG組織
   3-4-4 MMG活動の歩み
    (1)MMG始動(苦い出発)
    (2)初期の活動
    (3)MMG 2段階目(ステップアップ)活動内容
    (4)5年間の歩み
    (5)元気が出る講演会
   3-4-5 MMG活動とノンテクニカルスキル教育
   3-4-6 情報発信と共有化(MMGニュース)
  3-5 成果と課題
 第4章 清水建設 東京支店のノンテクニカルスキル教育
  4-1 建設業における災害発生の状況
 4-2 建設業の安全管理での問題点
 4-3 建設業の安全管理体制
 4-4 OJTからノンテクニカル教育へ
 4-5 体感教育とノンテクニカルスキルの向上
 4-6 VRを利用した安全教育
 4-7 ノンテクニカル教育への気付き
 4-8 元請社員へのノンテクニカルスキル教育
 4-9 下請け管理者へのノンテクニカルスキル教育
 4-10 今後の課題

第2部 ノンテクニカル教育の実際
 第5章 化学工学会安全部会のノンテクニカルスキル教育講座及び行動特性研究会の実績
  5-1 ノンテクニカルスキル教育講座及び行動特性研究会の実績のまとめ背景
  5-2 行動特性研究会の個別実績
   5-2-1 第1回行動特性研究会
   5-2-2 第2回行動特性研究会
   5-2-3 第3回行動特性研究会
   5-2-4 第4回行動特性研究会(過去3回と同内容で大阪開催)
   5-2-5 第5回行動特性研究会
   5-2-6 第6回行動特性研究会
   5-2-7 第7回行動特性研究会(第8回も同内容で千葉工場開催)
   5-2-8 第9回行動特性研究会
   5-2-9 第10回行動特性研究会
  5-3 未来の行動特性研究会
 第6章 行動特性研究会での質疑応答
  6-1 行動特性研究会での質疑応答の意義
  6-2 第1回行動特性研究会の公開質問
  6-3 第2回行動特性研究会の公開質問
  6-4 第3回行動特性研究会の公開質問
  6-5 第4回行動特性研究会の公開質問
  6-6 第5回行動特性研究会の公開質問
  6-7 第6回行動特性研究会の公開質問
  6-8 第7回行動特性研究会の感想
  6-9 第8回行動特性研究会の感想
  6-10 第9回行動特性研究会の公開質問
  6-11 第10回行動特性研究会の公開質問
  6-12 ノンテクニカル講座の簡易質疑応答集
  6-13 行動特性研究会での質疑応答の今後
 第7章 教育プログラムの作り方
  7-1 プログラムの構想力
  7-2 脳の働きに対応したプログラムとは何か
  7-3 ノンテクニカルスキル教育の良いプログラムとは何か
  7-4 ノンテクニカルスキル教育のPowerPointファイル
   7-4-1 PowerPointの文字
   (1)色の使い方
    (2)効果的なプログラムが作成できる能力
   7-4-2 ノンテクニカルスキル教育で使用する言葉
   7-4-3 ノンテクニカルスキル教育の三科目構成
 第8章 インストラクターの教え方・話し方
  8-1 ノンテクニカルスキル教育に求められる話し方
  8-2 事象対応時のノンテクニカルスキルの働き
 8-3 集合教育の効果
  8-4 インストラクターの話し方のこつ
  8-5 OJTでのノンテクニカルスキルの良き助言者
 第9章 行動特性評価の実際と応用
  9-1 行動特性評価の意義
   9-1-1 行動特性評価の意義
   9-1-2 行動特性評価の種類
  9-2 思い込み防止の行動特性評価
  9-2-1 思い込み特性の評価手法の開発の動機
   9-2-2 質問紙の構成
   9-2-3 思い込み特性の評価の実際
   9-2-4 思い込み特性評価の結果と考察
  9-3 傾聴力と言い出す力の行動特性評価
   9-3-1 傾聴力と言い出す力の評価手法の開発の動機
   9-3-2 質問紙の構成
   9-3-3 傾聴力と言い出す力の評価の実際
  9-4 注意力の行動特性評価
   9-4-1 注意力の評価手法の開発の動機
   9-4-2 質問紙の構成
   9-4-3 注意力の評価の実際
   9-4-4 注意力のグループ別行動目標
  9-5 ま と め
 第10章 若年層教育の必要性と実際
  10-1 若年層へのノンテクニカルスキル教育開始の経緯
  10-2 入社5年未満教育の各コース毎の教育テーマと教育目標
      -各年度の教育テーマとねらい
  10-3 第一コース:2018年、2023年と5年毎に実施
  10-4 第二コース:2019年、2024年と5年毎に実施
  10-5 第三コース:2020年、2025年と5年毎に実施
  10-6 第四コース:2021年、2026年と5年毎に実施
  10-7 第五コース:2022年、2027年と5年毎に実施
  10-8 とっさの行動の教育まとめ
  10-9 きまりを守る大切さ教育まとめ
 第11章 プロセス安全におけるノンテクニカルスキルの活用
  11-1 プロセス安全とノンテクニカルスキルの関係
  11-2 プロセス安全を促進するモデル
  11-3 プロセス安全情報とは
 第12章 ノンテクニカルスキルの視点を入れた事故調査手法と適合化作業
  12-1 事故原因の分類
  12-2 事故原因調査
  12-3 適合化作業

あとがき 堤 克一路