744-9

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著者
北野 大[監修] 村田徳治[著]
出版社
化学工業日報社
発行日
2021年10月19日(予定)
サイズ
B6判・264頁
ISBN
978-4-87326-744-9

本書の概要

 化学物質は快適な日常生活を送るために必要不可欠なものであり、重要な役割を果たしています。その一方で、化学物質による爆発・火災事故、健康被害や環境汚染の問題が発生しています。
 シリーズ第3弾となる本書は、学校の教科書では触れない、化学企業において業務に従事するために知っておきたい基礎的な化学知識を、化学の歴史的な発展について触れつつ、大人の素養としての、化学の基本法則について解説しています。
 本書が業務をスムーズにし、安全を確保する上での大きな役割を果たすことができる一助となることを期待します。

目  次

はじめに

第Ⅰ章 原子・元素・単体・分子・化合物・モルmol
1.原子を見る/2.原子量と周期表/3.周期表と化学/4.元素の構造と周期表/5.電子軌道/6.原子価と酸化数/7.酸化数/8.モルmolとアボガドロ数

第Ⅱ章 化学結合と八隅子則
1.八隅子則/2.イオン結合/3.共有結合/4.金属結合/5.水素結合/6.配位結合/7.ファンデルワールス力

第Ⅲ章 物の性状
1.純物質と混合物/2.物質の三態(固体・液体・気体)/3.気化・蒸発・沸騰/4.溶解度

第Ⅳ章 電磁波と化学反応
1.光合成と生体内での物質変化/2.光と化学反応/3.光の色/4.紫外線の人体影響/5.低周波電磁波による人体影響/6.炎色反応

第Ⅴ章 酸・アルカリ(塩基)・pH
1.酸の生成/2.酸の性状/3.オキソニウムイオン/4.強酸と弱酸/5.アルカリの生成/6.水とpH/7.中和の理論/8.水和物と結晶水/9.塩(エン)の加水分解/10.産業廃棄物の処理/11.中和と有毒ガスの発生/12.酸・アルカリの混合と有害ガスの発生/13.中和によるアンモニアの発生/14.王水からの塩素の発生/15.有毒ガスの発生防止対策

第Ⅵ章 化学反応の進行方向
1.ル・シャトリエの原理と化学反応/2.水溶性物質の特性/3.不溶性物質が生成する反応/4.不溶性化合物の種類/5.不溶性化合物の複分解反応/6.共通イオン効果/7.ガスの反応もル・シャトリエの原理で説明

第Ⅶ章 酸化還元反応
1.酸化と還元/2.金属のイオン化傾向/3.電気分解

第Ⅷ章 有機化合物 organic compound
1.石炭化学の誕生/2.悪魔の水から有機化学物-ベンゼンの発見-/3.ベンゼンの工業的製造法/4.ベンゼンを原料にする製品/5.タール系染料の誕生/6.化学工業の躍進/7.ベンゼンの構造/8.ベンゼン系化合物(芳香族)の構造/9.自然界におけるベンゼンとその化合物/10.ベンゼンの化合物(芳香族)の香水・香辛料/11.芳香族シアン化合物/12.芳香族香料/13.フェノールphenol:(石炭酸)/14.ベンゼンと多環化合物/15.ベンゼンと有機塩素化合物

第Ⅸ章 有機物の分類
1.炭化水素/2.アルコール/3.アルデヒド/4.カルボン酸/5.エステル/6.芳香族カルボン酸/7.ニトロ化合物/8.アミン/9.ペプチド結合/10.炭水化物/11.DNAとRNA

第Ⅹ章 プラスチック弾性 elasticityと塑性 plasticity
1.不飽和ポリエステル樹脂/2.プラスチックの誕生/3.エチレンの塩素化・EDCの製造/4.クロロプレンとニューランド触媒/5.アクリロニトリルの製造/6.ナイロンの誕生/7.プラスチックの種類

第Ⅺ章 海生生物を殺す廃プラスチック
1.廃プラスチックと「匂いの罠」/2.プランクトンの中にもプラスチック/3.微小プラスチック(マイクロプラスチック)・人体からも検出

第Ⅻ章 廃プラスチック資源化技術の現状
1.廃プラの資源化技術に対する評価/2.資源化を阻害する塩化ビニル/3.衰退する廃プラ資源化技術/4.セメント焼成用燃料/5.資源化を阻害する処分法/6.炭化と廃プラスチック

第XⅢ章 新しいエネルギーシステムの構築
1.温室効果ガスとその処理/2.エネルギーの貯蔵/3.再生可能エネルギーと送電

 引用・参考文献

 索引

 【各章にコラム】