在日欧州北米化学企業特集

2018年12月17日(月)本紙掲載

クローダジャパン株式会社

「 付加価値創出が重要テーマ 」

窪川潤子社長

窪川潤子 社長

クローダジャパンは、日本の顧客と市場に対する付加価値の創出を最重要テーマにしている。50年以上にわたって事業を展開する同社は、グループの持つグローバルネットワークを生かし、顧客に対して様々な形で付加価値を提供していくことを重要テーマにする。このため滋賀県東近江市に置く研究所・工場の機能と、グループの情報ネットワークを最大限に生かして顧客ニーズに対応していく。

主力事業は多彩な化粧品向け原料を揃えるパーソナルケア、より純度が高く3極または4極の公定書に合致した医薬品添加剤や、農薬補助剤・種子処理技術を中心にするライフサイエンス、機能重視の樹脂用原料や添加剤・コーティング用材料、自動車産業で要求される環境負荷低減を重視した摩擦調製剤や特殊エステルなど各種原料を揃えた工業用の3分野。全分野でサステナビリティを配慮している。

2016年には研究所を増設、パーソナルケア・ヘルスケア分野を中心とした処方開発の研究室を拡充したほか、顧客と共同開発するための体制を整えた。さらに各国に置くグループの研究開発機能を活用し、世界主要国の各事業の市場に関する最新情報の提供などを通して、より幅広い顧客ニーズに対応した開発活動を展開している。こうした活動を通して、顧客の声に耳を傾け市場における顧客の優位性の維持・向上に貢献していく。

サステナビリティはクローダの重要なキーワード。再生可能原料の調達・製造方法・顧客の長寿命化に貢献する製品に対する評価は高い。100%植物由来のノニオン界面活性剤、カナダの海洋バイオテクノロジー会社における海洋微生物の生物多様性を活用した製品群など、原料・製法・技術にというサプライチェーンの全工程でサステナビリティを念頭に技術提携・開発を行っている。

滋賀工場で生産する高度に精製された「Crodalan SWL」(ラノリン)、「Crolatum V」(ワセリン)、「Cropure OL」(オリーブ果実油)などに対する関心も世界から急速に高まっている。独自の精製技術によって実現する色やにおいの改善、安定性の向上、感触改良、皮膚刺激性の低減、酸化や加水分解安定性の向上などが評価されている。

グループを代表するクローダインターナショナルは、英国の全業種の中から「2018年英国で最も尊敬される会社」ランキングで第3位を獲得している。


企業のコメント

持続可能性と革新への投資

サステナビリティとイノベーションは、クローダが長年取り組む重要なキーワードとなっております。化粧品から医薬品、農薬、工業用と幅広い原料を取り扱っており、全分野でサステナビリティに配慮したイノベーションな製品を揃えています。

サステナビリティに配慮した新製品としては、100%植物由来のノニオン界面活性剤の上市を予定しています。

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