在日欧州北米化学企業特集

2018年12月17日(月)本紙掲載

アクゾ ノーベル株式会社

「 特殊化学品、ヌーリオンに 」

小池隆之社長

小池隆之 社長

アクゾ ノーベルがカーライルグループとGIC(シンガポール政府投資公社)へのスペシャリティ事業の譲渡を終え、「Nouryon(ヌーリオン)」の社名で同事業を展開することが決まった。

新社名には化学が人々の日常生活に欠かせない役割を果たすことを実践したスペシャリティケミカル事業の源流の一社である「Noury & Van der Lande(ヌーリー・アンド・ファンデルランド)」の「ヌーリー」を用いた。長い歴史に新たな息吹を加えることで、さらに飛躍していく意志を示している。

日本でもヌーリーの認知度は高い。1970年に日本化薬との合弁会社「化薬ヌーリー」が発足、有機過酸化物事業に乗り出した。アクゾ ノーベルがヌーリー・アンド・ファンデルランドを買収し、89年に社名を「化薬アクゾ」に変更したものの、今でもヌーリーの名は広く知られている。

頭文字には、別の源流の一社である「Nobel Industries(ノーベル・インダストリーズ)」のトレードマークの「N」を継承した。およそ400年続く歴史が反映された社名だ。また、オレンジのコーポレートカラーは、本拠地を置くオランダカラーでもある。2019年夏には日本を含む各国で新社名の登記を終える予定だ。

ヌーリオンは長年にわたって顧客と建設的なパートナシップを構築するスペシャリティケミカルのリーディングカンパニーとしてのポジションをより強固にしていく。

このための基盤が持続可能なソリューションであり、低炭素化社会の実現に向けた再生可能エネルギーを利用する生産活動、水電解による水素燃料の化学プラントや公共交通への利用、廃棄物を原料としたメタノールの生産をはじめとするプロジェクトが進んでいる。

さらに顧客のニーズに対応した多彩な製品群が成長の源泉になる。日本ではモルタルや塗料の粘性調整剤などの製品を揃えるパフォーマンスアディティブス、生分解性キレート剤に定評があるキレート、シラン修飾などの製品群を持つコロイダルシリカ、保湿や粘性調整剤などの新製品の成長が見込まれるパーソナルケアの各事業とともに、エチレンジアミン(EDA)、ジエチレントリアミン(DETA)などの市場開拓に力を入れるエチレンアミン事業がさらに成長を支えることになる。


企業のコメント

新社名Nouryon(ヌーリオン)

私どもは2019年夏より全世界一斉に新社名Nouryon(ヌーリオン)として事業を展開してまいります。私どもは約400年続く歴史を有し、社名の由来の一つであるNoury & Van der Landeも化学が人々の日常生活に欠かせない役割を果たしてきた私どもの最初の会社の一つです。お客様との長年に亘る建設的なパートナーシップを有するスペシャリティケミカルのリーディングカンパニーとして今後共お客様とともに成長の加速と持続可能なソリューションを提供してまいります。

日本サイト: http://www.akzonobel.co.jp/

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