部品加工メーカーのクボ製作所(本社・新潟県、佐藤十九一社長)は、独自の接着技術を用いたハニカムパネルの市場開拓に乗り出す。このハニカムパネルは、独自開発の接着性に優れたフェノール系接着シートを用いたもの。コア材にペーパーハニカムを、表面材に金属材や合板などを採用することで軽量・高強度かつ低コスト化を実現しているのが特徴。また、ニーズに応じて樹脂ハニカムを採用することも可能だ。同社では、輸送機器の床材や建材用途をターゲットに市場開拓を推進する。
 同社は、家具装備品や家電用電気電子部品の組立加工を主に事業を展開。近年では高度メカトロニクスに必要不可欠な直動システムの部品加工に注力しており、現在では売上高の6割を占めるまでになっている。また、96年に開始した航空機内装備部品事業も需要が増加傾向にあり、新たなコア事業として育成に取り組んでいる。
 同社のハニカムパネル「KSパネル」は、独自のフェノール樹脂系接着シートの採用によって開発をしたもの。同接着シートは、フェノール樹脂をベースに独自の配合により硬化後も高い靭性を有する接着剤を開発し、これを不織布に含漬することで安定した樹脂量のプリプレグタイプの接着シートとして、フェノール樹脂の難燃性と、優れた接着性を実現している。
 ハニカムパネルは、この接着シートによりコア材と表面材を接合した構造となっている。コア材にはペーパーハニカムや樹脂ハニカムなどが使用できるほか、表面材にはアルミニウムをはじめマグネシウムやステンレスなどの薄板が可能であり、熱膨張率の違いからパネルに反りがでる異種金属の組み合わせにも対応。すでにユーザーニーズに応じてさまざまな素材を組み合わせたパネル製品の供給体制を整備している。
 今後、同社では低コストを武器に汎用分野において同パネルを拡販していく考え。

自動車関連ニュースの最新記事もっと見る