サンスター技研は、新開発の異種接合用弾性接着剤の用途開拓を推進する。自動車分野で進むマルチマテリアル化を背景に、モジュール部品やウインドー分野での採用を目指すもの。同接着剤は、独自技術により80度C・10分の低温・短時間で7メガパスカル近い高いせん断接着強度を発現するのが特徴であり、樹脂やアルミといった軽量化素材による異種接合の効率化が可能だ。同社では、独自商品の拡充により同分野における規模拡大を推進する。
 ゴム糊の製造から出発した同社は、その技術をベースにシーリング材や接着剤、コーティング材といった領域で事業を展開中。自動車分野では、蓄積した技術ノウハウや知見をベースに1液湿気硬化タイプや2液混合速硬化タイプをラインアップすることで、各種有機塗装面はもとより炭素繊維強化樹脂(CFRP)やハードコート樹脂ガラスといった幅広い素材を対象とした接着ニーズに対応している。
 新開発の1液低温加熱速硬化タイプは、ウレタ系の1液湿気硬化タイプの接着剤に独自開発した特殊潜在性硬化剤を配合した製品。2液タイプに比べて作業性向上を図っているほか、80度Cの低温加熱によって瞬時に反応硬化するのが特徴。接着できる素材はCFRPや電着アルミのほか、プライマーを用いることで樹脂ガラスやポリカーボネート(PC)やポリエチレンテレフタレート(PET)にも適用が可能。
 同社では、その特徴からモジュール部品の接着をはじめ樹脂やアルミなどの接着用途、速硬化ウインドー用としての採用を見込んでいる。今後、積極的に採用を働きかけていく。

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