ユニチカは、バイオマスプラスチック「テラマック」の用途展開を強化する。主力のフィルム・シートに加え、自動車用成形材料など樹脂分野での用途展開を強化する。積極的にテラマックの拡販および品質改良、コスト低減を進めるとともに、バイオプラ事業拡大のため、汎用樹脂の原料バイオ化についても検討していく。
 テラマックは、ポリ乳酸(PLA)を同社の独自技術を用いて、耐熱性、耐久性、難燃性といった物性を向上させたもの。現在、テラマックの年間生産量は2000トンほどで、国内PLA市場の3分の1程度を占めているとみられる。用途別では、フィルム・シートが約50%を占めているが、昨年から繊維、不織布分野でも採用が拡大している。
 具体的には、土木資材の軟弱地盤安定材(バーチカル・ドレーン)、おむつなどの衛生材料用、四角錐型のティーバッグが増えているという。衛材は主に米国で採用、土木資材はタイの子会社TUSCOでも一部生産を行っていることから、海外展開も進める。
 今後力を注いでいくのは樹脂分野。他樹脂とのアロイグレードの開発を進め用途拡大を目指す。とくに自動車、電気・電子機器の耐久材分野を狙う。発泡樹脂グレードも軽量、高耐熱性を生かした分野で強化していく。
 また得意とする改質技術を用いてさらなる品質改良に取り組む方針で、ステレオコンプレックスPLAも検討する。PLA以外のバイオプラも研究開発を進めている段階で、汎用樹脂の原料バイオ化も視野に入れる。

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