三菱自動車は9日、ポリエチレンテレフタレート(PET)素材に綿を組み合わせた内装表皮を開発したと発表した。自動車シート用生地として今年夏、製品化を予定している。植物由来材料として一般的な綿繊維を織り込むことで、PET100%の従来素材と比較し、ライフサイクル全体でのCO2排出量を約2割削減できる。天井・トリム表皮などへの応用も進める考え。
 自動車の内装表皮材として要求される耐久性や難燃性の付与については、綿繊維の特性に適した組織構造や難燃処理方法にすることで達成した。綿繊維は入手しやすい素材であることから、幅広い車種での採用を見込んでいる。
 三菱自動車は、自動車部品に広く使用されている石油由来材料の代替案として「グリーンプラスチック」の研究・開発を推進中。現在、「竹繊維ポリブチレンサクシネート(PBS)内装部品」や「ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)繊維フロアマット」「液状化木材フェノール樹脂」などを製品化している。今回の綿とPETを組み合わせた内装表皮材の開発も、この一環。今後もさまざまな技術開発を進め、順次実用化を目指す。

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