三協マテリアルは、次世代環境車向けに高性能アルミ製ヒートシンクを提案する。同製品は、独自のフィン形状により従来のくし型ヒートシンクに比べて放熱性能を約30%向上しているのが特徴。半分のフィン高さで従来品と同等の放熱性能を確保できるため、装置の小型・軽量化が可能なほか、単純な構造により振動などに対する高い信頼性を備えている。こうした特徴を生かしてEVやHVでの採用を目指すもので、同社では用途開拓の一環として取り組みを強化する。
 同社が展開するヒートシンク「オフセットSSタイプ」は、アルミ押出形材製ヒートシンクのフィンを等間隔に分離し、1列おきにフィンピッチを2分の1ずらした構造をしている。空気がフィンに衝突する機会を増やすことで放熱性能の向上を図っており、同等の性能ならくし型ヒートシンクに対して約30%(風速2メートル/秒)の軽量化が図れる。
 また、くし型をベースとしているので製造可能範囲が広く、同社では幅30-300ミリ・長さ50-1000ミリ・高さ40-70ミリの生産体制を整備ずみ。ユーザーニーズに応じてアルマイト処理や切断、切削、穴あけといった加工にも対応が可能だ。
 同社では、大型インバーターなどでの採用実績をベースに、強制空冷で省スペースが求められる用途向けに採用拡大を目指す。

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