横浜ゴムは、高圧力・大流量に対応する高性能油圧配管用カップリングを開発した。新製品はステンレスとアルミ合金を適所に採用することで高強度かつ軽量・コンパクト化を実現するとともに、新設計により一般的な同一外径カップリングと比較して約30%の圧力損失の低減化を達成。すでにトヨタ自動車の「レクサス LFA」の6速ASG変速制御システムに採用されている。同社では、今回の開発で培った流体解析や軽量化などの技術を応用し、カップリング・ホース配管製品のさらなる高性能化を追求する。
 油圧によるASG変速制御システムは、素早いシフト操作を可能とするため高圧力・大流量が必要とされる。油圧パワーユニットとクラッチおよびギアボックスの制御ユニットを結ぶ配管のカップリング(継手)では、大流量に耐えうる構造だけでなく、軽量化や製造時・メンテナンス時の作業性の良さなど従来にない品質が要求される。
 こうした要求に対応するため、同社では構造解析および流体解析による設計を新たにおこない、低圧損失で瞬間的な大流量に耐えうる性能を実現。また、ノンスビルバルブ構造の採用により脱着時の油漏れを防止するとともに、油圧制御の悪化要因となる製造時やメンテナンス時の空気混入を最小限に抑制した。さらに回転式スリーブによるロック機構によりワンタッチでの着脱も可能としており、こうした性能が評価されて採用につながった。

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