ポリプラスチックスは、顧客のプラスチック部品の開発支援を目的に、ソリューション技術の開発および提案活動を強化する。同社が保有する膨大な樹脂データや独自の測定・解析手法を駆使し、新たな成形技術を開発、自動車用途などを対象に早期実用化を図る。またプラスチック成形品開発をアウトソーシングでサポートするソリューションビジネスの育成にも力を注いでおり、同社エンプラ材料の拡販につなげる考えだ。
 ポリプラスチックスはポリアセタール(POM)やポリブチレンテレフタレート(PBT)、液晶ポリマー(LCP)などを扱うエンプラの総合メーカー。エンプラ材料の開発のみならず、市場のニーズをあらかじめ予測しながら、製品設計から製品寿命予測まで、さまざまなソリューション技術の開発、提案に力を注いでいる。
 昨年には、断熱成形技術「アドバサーモ」、金属と樹脂の接合技術「レザリッジ」、樹脂特性を考慮した軽量化設計技術「練成解析」の3つのソリューション技術を開発した。このうち樹脂部品の軽量化を目的に開発した練成解析については自動車用途で採用、すでに樹脂部品の量産化に入っている。
 またレザリッジなども複数の開発テーマが検討されており、自動車、電気・電子分野といった幅広い用途において、日本企業のみならず、韓国や台湾など海外企業からも引き合いが活発化しているという。
 このほか、工程簡略化や部品点数削減につながる新たな成形技術の開発にも成功しており、すでに一部採用が始まっている。
 また同社では、プラスチック成形品開発をアウトソーシングでサポートするソリューションビジネス「PLAMOS(プラモス)」の育成にも取り組んでいる。材料選定・寿命検討を含む設計段階から試作品の性能評価、2次加工、破壊解析とその対策にいたるまで成形品の開発を支援するというもので、自動車関連を中心に実績を伸ばしている。
 プラモスを活用することで、製品化までの時間短縮や作業効率化に加え、破損原因究明による製品の品質向上が図れる。また不良品の発生防止や試作の繰り返しによる不要なコスト削減にもつながることから、リピーターが増えているという。
 また今後は、自動車用途でもハイブリッド車(HEV)や電気自動車(EV)といったエコカー分野に加え、環境・エネルギー分野にも用途を広げながら、事業育成に拍車をかける方針だ。

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