SABICイノベーティブプラスチックスは、インドの自動車メーカーのマヒンドラ&マヒンドラが、同国初の射出成形による樹脂フェンダーを採用したことを明らかにした。金属に代わって軽量でオンライン塗装が可能なSABICの「Noryl GTX」樹脂を採用することによって燃費効率の向上に貢献。排気ガスを低減し、デザインの自由度も大幅に高めた。
 Noryl GTXはポリアミドと変性ポリフェニレンエーテル樹脂技術を融合したもの。その結果、オンライン塗装に必要な高い剛性、耐衝撃性、耐熱性、耐薬品性を持つ。
 部品メーカーのプラスチックオムニウムの協力を受けて採用されたフェンダーは、世界市場向けの多目的スポーツ車「XUV500」に装備された。軽衝突における復元性を向上させるマヒンドラのニーズにも合致している。
 SABICは材料の提供に加えて部品開発もサポート。今回採用された樹脂は鉄と比べ最大50%の軽量化が可能。フェンダー重量を0・9キログラム抑え27%軽量化した。寸法品質と低速での耐衝撃性に優れた部品開発に貢献した。
 オンライン塗装を実現できる高耐熱性によって、フェンダーを車体と一緒に塗装でき、材料固有の導電性が導電プライマー処理を不要にする。また、デザインの柔軟性はスチール製フェンダーの製造に必要ないくつかの工程や金型などを省略できる。

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