三菱自動車は25日、食品廃棄物原料のバイオマス樹脂を用いた自動車部品を、群栄化学工業および新神戸電機と共同開発したと発表した。カシューナッツシェルオイル由来の耐熱性の高いフェノール樹脂で、まずは軽自動車用エンジンのオイルフィラーキャップとして今秋に製品化する予定。一般的なフェノール樹脂に使われている石油由来原料の一部を置き換えることで、化石資源節約と二酸化炭素削減が実現する。
 三菱自動車は、独自の植物由来材料技術「グリーンプラスチック」の新アイテムとして、食品廃棄物であるカシューナッツの殻から抽出・精製したカシューナッツシェルオイルを用いたバイオマスフェノール樹脂の自動車部品を3社で共同開発した。
 カシューナッツシェルオイルは、塗料や摩擦材などに広く用いられている。新開発の樹脂は耐熱性が高く、これまでフェノール樹脂を利用してきたオイルフィラーキャップ、断熱材、プーリーなどエンジンルーム内の耐熱樹脂部品への応用が可能。
 製品のライフサイクル全体でみた二酸化炭素排出量を試算したところ、化石資源由来のフェノール樹脂を用いた従来品と比較して約12%削減できる。

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