SABICイノベーティブプラスチックスとアルバックは11日、自動車向けポリカーボネート(PC)製ガラス部品の量産用プラズマ成膜装置「ULGLAZE(アルグレイズ)システム」を開発したと発表した。同システムは、高い成膜速度と連続プロセスを特徴としており、軽量で耐久性、空力特性に優れる樹脂ガラス部品の製造が可能という。アルバックが茅ヶ崎本社工場(神奈川県)で製造を行い、自動車および部品メーカーなどに販売する。また両社は今後も共同作業を継続し、装置とプロセスのさらなる改善を進める予定。
 両社は2010年7月、PC製自動車用グレージングにおいて技術提携を締結。SABICプラのプラズマコーティング技術とアルバックの真空装置技術を組み合わせ、量産化技術およびシステムの共同開発に着手していた。
 今回開発したシステムは、2年間の共同作業の一環として開発されたもので、高速低温成膜と連続成膜プロセスを採用しているのが特徴。さまざまなサイズおよび形状の部品の成膜が可能で、リアクオーターやサイドウインドー、リアウインドー、リアスポイラー、サンルーフなどの樹脂ガラス部品を製造できる。
 また同システムは、自動車部品の製造に加え、タッチパネルやモニターガラスなどの家電製品用ディスプレイ、電子部品、半導体、太陽電池部材にも応用できるという。

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