帝人は26日、高機能ポリエステル不織布「V-Lap」が自動車のフロアカーペットとして採用されたと発表した。垂直方向に配向させた不織布構造が、従来の吸音材と比較して約半分の重量で同等の吸音性能を発揮することが評価された。V-Lapのフロアカーペットへの採用は初となる。今後、天井やドアなどの自動車用吸音パーツ材の開発も進め、グローバル展開を図る。
 V-Lapは、特殊製造方法により繊維を垂直(タテ)方向に配向させた高機能ポリエステル不織布。嵩高構造による軽量性や易成形性などの特徴を有する。寝装用などのクッション材として展開しているが、自動車向けを中心とした各種吸音材としての機能にも優れ「次世代軽量吸音材」として開発を進めている。また自動車向けのほか、次世代住宅用断熱材としての開発も行っている。特殊フィルムなどを貼り合わせ複合加工することも可能。
 今回、三菱自動車工業が発表した新型「アウトランダー」のフロアカーペットにV?Lapが採用された。フロアカーペットは自動車内装部品メーカーの林テレンプが開発したもので、カーペットの裏側部分にV-Lapが使用された。帝人は、今回のアウトランダーへの採用を契機に、自動車の軽量化ニーズに貢献する素材として自動車用吸音パーツの開発をさらに進めていく。

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