コニカミノルタアドバンストレイヤー(コニカミノルタAL)は、高度な遮熱機能を有するウインドウフィルム「ICE?μ」を開発、2013年4月までに量産を開始する計画だ。ETC(ノンストップ料金支払いシステム)などの電磁波透過を妨げないという特徴を武器に自動車用途を中心に展開する。需要が急増している中国やASEAN(東南アジア諸国連合)などアジア市場を対象に販売を推進していく方針。
 ICE?μはA層とB層を交互にコーティングする構造となっている。これにより可視光を透過させながら、屈折率を変えることで赤外線を反射、紫外線は徐々に吸収することができる。熱の要因となる太陽光の近赤外線を高いレベルで遮断できることから冷暖房の使用低減が可能で、紫外線もほとんどカットするため人の肌や内装品の日焼けも防止できる。省エネ効果に加え、高い透明度を有することから室内が暗くならず、採光性と眺望性の両立を可能としている。
 同社は遮熱フィルム「CT?70」と、遮熱と防汚の両機能を持たせたフィルム「CL20WC」、防汚フィルム「CL90DL」、飛散防止フィルム「SF90」の4製品をラインアップしている。
 近く量産開始を予定しているICE?μは、競合他社の製品と異なり金属薄膜を使用しないことから、ETCやカーナビゲーションシステム、携帯電話の電波を通しやすく、自動車用途に適している。
 同製品はすでに開発を完了し、事業化へ向け準備を進めている段階。計画では自動車産業のさらなる拡大が見込まれる中国やASEAN諸国を対象とした事業展開を見込み、13年4月までに量産出荷できる体制を構築する考え。日本や欧米諸国での事業展開は市場動向を見極めながら検討していく。

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