ホッティーポリマー(東京都墨田区)は、静電植毛加工を代替する独自技術を開発した。新技術は押出加工と連動して植毛するもので、工程を大幅に簡素化したのが特徴。従来品に比べて短納期・低コスト化を実現するとともに、連続加工により製品の長尺化も可能としている。適用可能な素材はTPOやTPSなどのエラストマーおよびEPDM。また、フロック(毛)はナイロンおよびポリエステルを用意している。
 表面に植毛したゴム成形品は、自動車用ウェザーストリップやグラスランチャンネルをはじめ建築用ガスケットやテーブルエッジ、各種雑貨など幅広い用途で使用されている。現在、製造には接着剤を製品に塗布し、繊維を静電気により製品表面に突き刺す静電植毛加工を採用するのが主流。しかし、同加工法は手間がかかり作業環境のクリーン化が困難であり、2次加工となるためコストアップの要因となるといった課題がある。
 新技術は独自開発した特殊な加工法により押出成形から植毛までを一貫して行うもの。製造時プライヤーや接着剤のような溶剤を多量に使用しないほか、乾燥が不要であるため環境負荷が少ない。また、マスキングや乾燥作業が削減できることから低コスト・短納期化が可能であり、連続加工により静電植毛加工では困難な長尺品にも対応できるのが特徴だ。
 同社では、新技術をベースに低コストを実現した静電植毛同等品「HPフロック」として展開する。同製品では、パイル長0・5ミリメートル・密度3・3dtxのナイロン製フロックを標準品に、ユーザー仕様に応じて密度・パイル長の調整やポリエステルへの材質変更に対応する。また、ニーズがあれば色物作成や1断面における複数加工のほか、製品の形状によっては同社特殊滑性樹脂「スベアップ」との同時成形にも対応していく考え。
 同社では、今後も独自の技術および製品開発に取り組むことで他社との差別化を推進する。

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