SABICイノベーティブプラスチックスは8日、リサイクル材を使用した同社高機能樹脂が、仏ルノーの新車の樹脂フェンダーに採用されたと発表した。今回採用されたのは工場内回収部品由来(PIR)の変性ポリフェニレンオキサイド(PPO)「NORYL(ノリル)GTX」リサイクルグレードで、樹脂フェンダーに求められる性能基準をクリアしているほか、スチールと比べて軽量で、ライフサイクルにわたり温室効果ガスを最大47%削減できるという。
 SABICは成形条件の設定、CAE解析によるフェンダー設計とプロセスの最適化に加えて、衝撃強度や法安定性などの要求特性に関する試験、オンライン塗装と部品組み付けなどの製造プロセスのサポートなど、幅広い技術サービスを提供した。
 ルノーの2013年モデルのルーテシア(欧州名・クリオIV)に採用されたほか、近く販売される電気自動車(EV)「ZOE」にも搭載が予定されている。
 今回の採用に関連して、SABICとルノーは協同で、廃自動車からフェンダー材を回収し、新車のフェンダー製造に再利用するクローズドループのリサイクルシステムを開発中。ルノーでは廃棄物由来(PCR)のリサイクルノリルGTXを一部車両に使用することを目標としており、すでに検証段階まで進んでいるという。

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