ホンダは、スチールとアルミを接合する独自技術を開発した。新技術は、スチールパネルとアルミパネルを重ね合わせて2段階に曲げる「3Dロックシーム」構造と低弾性接着剤を組み合わせたもの。既存の生産ラインに適用可能なほか、スポット溶接の工数が削減できるのが特徴。採用により従来のスチール製ドアパネルに比べ約17%の軽量化が図れる。同社では、新技術を3月に北米で発売するアキュラ新型「RLX」に採用する。
 スチールとアルミの結合には、異材を結合する技術だけでなく、さび(電食)防止や膨張率の違いによる熱変形を防止する技術を同時に確立する必要がある。
 新開発の接合技術では、接合部分を独自の「3Dロックシーム」構造とする一方、インナーパネルには高防食性鋼板を採用。また、インナーパネルは接着剤を確実に充填可能できる形状に変更するとともに、低弾性接着剤の適用と3Dロックシーム位置の最適化を図ることで電飾や熱変形の防止を実現した。
 新技術ではスチール製のドアパネル接合の際のスポット溶接の工数削減が可能なほか、専用工程を増やさず既存の生産ラインで対応できる。また、ドアパネルの一部にアルミを採用することで、軽量化による燃費や動力性能の向上のほか、重心の車体中心への集中化で操縦安定性も向上する。
 昨年、同社は摩擦かく拌接合(FSW)による鉄・アルミのハイブリッド構造のフロントサブフレームを量産化しており、今後も車両軽量化への取り組みを推進する。

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