新日鉄住金の高耐食性鋼板「スーパーダイマ」が、今年3月に北米で発売されるホンダのアキュラ新型「RLX」のドアインナーパネルに採用された。自動車のボディーパネルへの採用は今回が初。採用により新型車では、コストに優れる鉄素材を用いたインナーパネルと、軽量化のためのアルミのアウターパネルという異種金属を結合したハイブリッドドアを世界で初めて量産車として実現している。
 スーパーダイマは、表面に亜鉛を主成分に約11%のアルミニウムと約3%のマグネシウム、微量のシリコンからなる合金メッキを施した鋼板。従来の溶融亜鉛メッキ鋼板と比較して優れた耐食性を保有しており、すでに電機、住宅向けに採用されている。
 アルミと鉄のハイブリッドドアを実現するためには、部品設計の適正化や部品組み立て方法の開発に加えて、異種金属を接合した際に発生するさび(電食)を防止する高防錆鋼板の適用が必要。自動車に広く使用されている鋼板と比較して、スーパーダイマのメッキの特性はアルミとの接合時の電食の進行に対して良好であることから今回の採用につながった。
 同社では、今後も需要家のさまざまなニーズに対応した高機能鋼板を開発・供給していく。

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