ポリプラスチックスは、ポリアセタール(POM)樹脂の製品開発を強化する。豊富な材料データと独自の製品寿命予測技術を生かし、燃料系部品に適した低膨潤POM材料を開発した。同材は燃料系部品として必要な耐燃料性や耐熱性に加えて、さまざまな燃料環境下における長期耐久性を兼ね備えているのが特徴。普及が進むバイオ燃料でも安定した長期特性を発揮する。同社は樹脂化が進む自動車用途に加えて、二輪用途での採用拡大を見込んでおり、金属素材からの代替需要を開拓する。
 同社のPOM「ジュラコン」は機械的特性をはじめ熱的特性、成形加工性に優れ、自動車、電気・電子分野の機構部品などに幅広く用いられている。とくに耐燃料性が良好で長期耐久性に優れることから、フューエルポンプモジュールなど燃料系部品に使われている。
 燃料系部品として樹脂を使用する場合、燃料環境下での材料特性を考慮した部品設計が必要で、さまざまな耐薬品性・長期特性データが求められる。また、燃料系部品は一般的に応力が作用している環境下で使用されることから、製品寿命の正確な予測のために材料データの蓄積が重要となる。
 さらに、燃料を取り巻く環境が変化しており、ガソリン系およびディーゼル系燃料とともに、バイオ燃料の普及も予想されている。
 同社は空気中の材料測定だけでなく、燃料環境下においても正確な設計を実現するため、各種燃料環境下における材料データ測定を積極的に行っている。同時に多種多様なバイオ燃料に対応した材料および設計面での技術支援にも取り組んでおり、必要な材料データを蓄積している。
 CAE技術などを駆使し、豊富な材料データを用いた精度の高い製品寿命予測技術を活用することで、燃料系部品に適した低膨潤POM材料を開発、用途開拓を推し進めている。
 同材は燃料系部品に使用可能な耐燃料性、耐熱性を有しているのに加え、長期耐久性に優れるという特徴を持つ。バイオ燃料などさまざまな燃料環境下でも重量変化や引っ張り強度保持率など優れた長期特性を発揮する。
 車両軽量化のニーズが高まる自動車分野では、燃料系部品など幅広い用途で樹脂材料が使用されている。同社は金属素材からの代替需要を見込んでおり、自動車分野に加えて二輪分野でも積極的に採用を働きかけていく考え。

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