岐阜プラスチック工業は3日、ポリプロピレン(PP)でできたハニカムコア材「テクセル」が自動車に初めて採用されたと発表した。林テレンプ(名古屋市)が手掛けるトノカバー(荷室・荷台にかけるカバー)の持ち手部分の芯材として用いられ、これがトヨタ自動車の新型プリウスPHVに採用された。テクセルを使うことで従来品に比べ約20%の軽量化につながることなどが評価された。
 テクセルは六角形のセルの集合体で、強度と剛性に優れ非常に軽いという特徴を兼備している。テクセルの長所に着目した林テレンプと共同で自動車部品向けの研究開発を進め、このほどトノカバーの持ち手部分の芯材として実用化することに成功した。林テレンプが製品化した巻き取り式軽量タイプトノカバーは、従来の紙に樹脂を含浸させた素材に強度をもたらすために鉄の棒を組み合わせたものと比較し2割程度軽い。
 林テレンプと岐阜プラスチック工業の両社は今後、テクセルを用いたトノカバーを他車種にも展開していくほか、軽量化に寄与するといった利点を訴求し、トノカバー以外の自動車内装部品向けでも応用開発に取り組んでいく。

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