《2022年新春展望セミナー》

〔主催〕化学工業日報社

 2021年10月に就任した岸田首相は「成長と分配の好循環」による「新たな資本主義」を構築すると基本方針を掲げました。2022年はいよいよ具体的な方針が示され、実行されることになります。
 一方で、収束時期の読めない新型コロナウイルス感染症の流行、働き方をはじめとする価値観の多様化など、対処すべき課題は山積しています。このような状況下でビジネスを展開していくには質の高い情報を収集・分析し、戦略を考察することが今まで以上に重要となることでしょう。
 本セミナーでは、様々な分野で活躍されている講師の方々をお招きし、2022年の多角的な展望をご提供します。

プログラム

第1回配信『「カーボンニュートラル」の実現方策 -水素エネルギーとアンモニア-』
講師: 内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「IoE Internet of Energy 社会のエネルギーシステム」 イノベーション戦略コーディネータ
塩沢 文朗 氏

[講演要旨]  「カーボンニュートラル」目標の実現において、水素エネルギーが重要な役割を果たすことが期待されている理由、なかでもCO2フリー燃料としてアンモニアが有望と考えられている技術的、経済的理由と、燃料アンモニアの社会実装に向けた内外の政府、産業界の動きについて説明する。
また、化学産業の脱炭素化の方策と水素エネルギーの役割について考えてみたい。
《構成》
1.「カーボンニュートラル目標」 実現における水素エネルギーの重要性
2.水素エネルギー/エネルギーキャリア
3.水素エネルギー、 CO2フリー燃料としてのアンモニア
4.アンモニアの経済性
5.CO2フリー燃料、アンモニアのサプライチェーン構築に向けた内外の政府、企業等の動向
6.化学産業の脱炭素化と水素エネルギーの役割

第2回配信『カーボンニュートラル時代の共通言語“カーボンフットプリント”』
講師: 一般社団法人 サステナブル経営推進機構(SuMPO) 専務理事
壁谷 武久 氏

[講演要旨] 気候変動をはじめとした地球環境問題を背景に世界規模でESG投資が拡大し、カーボンニュートラル達成に向けた宣言や具体行動が本格化しつつある。
これらは企業経営の面では、長期的な経営リスクの面と一方でこうした制約要件範囲において新たなビジネスモデルの創出機会として捉えることが重要である。
本講演では、2050年のカーボンニュートラルを見据えて社会全体が「良好な炭素循環」を果たしうる行動促進を図るとともに、その成果(ニュートラル化)としての「カーボンフットプリント」の有用性について解説する。
《構成》
・持続可能な発展とカーボンニュートラル
・動き出したカーボン情報開示要求“SCOPE3”
・サーキュラ-型ビジネスモデルへの転換
・カーボンニュートラルを巡る企業の動向事例紹介
・ライフサイクルCO2、すなわちカーボンフットプリントとは?
・カーボンニュートラル時代の共通言語“カーボンフットプリント”

第3回配信『中国EV車の市場動向と日本への影響』
講師: 株式会社 日本総合研究所 創発戦略センター シニアマネジャー
程塚 正史 氏

[講演要旨] 中国でのEV普及は成熟期に入りつつある。2010年代半ばから徐々に拡大を続け、2021年は通年での新エネ車販売台数が300万台を超えた。世界に先駆けて大規模な普及が始まったことで、新たな課題や可能性が浮上している。例えば電池交換、リユース・リサイクル、自動運転、都市管理システムなどだ。
今回は、成熟しつつある中国のEV市場を概観したうえで、日本や海外への影響について考える。
《構成》
・中国でのEV普及とCASEの動向
・浮かび上がる新たな課題と可能性
・新市場を牽引するスタートアップ企業
・2020年代の中国市場の行方

第4回配信『化学産業の2022年展望と中長期の方向性』
講師: みずほ証券株式会社 エクイティ調査部 シニアアナリスト
山田 幹也 氏

[講演要旨] 原燃料価格の上昇や川下の主要需要先の構造変化に加え、資本集約型・エネルギー集約型事業の設備投資の難易度の高まり等により基礎化学品市況の不透明感は高まっていると判断する。既存のインフラの無効化とエネルギー転換に関連する特需発生等の観点からカーボンニュートラル(CN)と「戦争」は類似と判断、CN推進に伴う資源・エネルギーへの投資抑制及び資源需要増等により資源・素材インフレが加速するリスクを考察し、化学市場への影響等も議論したい。
《構成》
1.基礎化学品市況は不透明感大
2.我が国の主要化学各社の業績推移
3.CNは「30年戦争」:なぜCNは困難なのか
4.CN推進に伴う資源・素材インフレ加速リスク
5.自動車産業の構造変化:CNとPACE/CASE
6.半導体の質的転換:低遅延と低消費電力
7.フードロス低減と水資源保護の重要性
8.リサイクルの課題:大量生産方式の適用

第5回配信『日本車は生き残れるか』〜次世代テクノロジーとカーボンニュートラルの影響を探る〜
講師: 戦略イノベーション・スペシャリスト/ジャーナリスト
川端 由美 氏

[講演要旨] 1. 自動車産業の構造変革
2. カーボンニュートラル最新情報

第6回配信『2022年の中国経済の展望~岸田政権と日中関係の新動向』
講師: 公益財団法人 東京財団政策研究所 主席研究員
柯 隆 氏

[講演要旨]  2022年、中国の習近平政権にとって正念場となる。北京冬季オリンピックは国威発揚の好機と捉えられているようだが、米中対立が激化するなかで、米国の呼びかけで世界主要国による五輪に対する外交的ボイコットが行われた。また、中国国内でゼロコロナ政策が実施されているため、経済への影響は予想以上に大きい。2021年の第3四半期の経済成長率は4.9%に下落し、第4四半期はさらに4%に減速してしまった。その結果、雇用が難しくなっている。このままいくと、深刻な社会不安をもたらされる恐れがある。
 2022年の中国経済を展望すると、秋の党大会で習主席は続投を目指すと思われるため、大規模な金融緩和など景気刺激策が実施されると予想されるが、ゼロコロナ政策の転換がみられないため、景気回復の兆しがみられない。さらに、米国によるハイテク技術に対する制裁は中国に集約されているサプライチェーンの分散がすでに進んでいる。日用品と汎用品について米中のディカップリング(分断)は考えにくいが、半導体などのハイテク技術についてすでに分断が進んでいる。そのなかで、日本は経済安全保障戦略を考案して、ハイテク技術の保護を強化している。
 2022年は日中国交正常化50周年の節目である。岸田首相はリアリズム(現実主義)外交を展開するとしている。中国とどのように付き合っていくかは日本の経済・安全保障にとって重要な課題である。

第7回配信『カーボンニュートラル・コンビナート ―カーボンニュートラル、DX、地方創生―』
講師: 山口大学 大学院技術経営研究科 教授
稲葉 和也 氏

[講演要旨] カーボンニュートラルを実現するために、グリーン水素バルクエネルギー(LH2、NH3、MCH)を利用してCO2削減を図る計画を各コンビナートで進めなければならない。CO2削減案としては、「CO2メタネーション」が有効である。これは、CO2の有価値化、CO2循環化に貢献する。「2050年カーボンニュートラル社会」の未来像を共有したコンビナートと行政との密接な連携も求められる。一方、エネルギーや原材料の効率的活用と国際競争力を高めるためにDX化を推進しなければならない。
《構成》
1.コンビナートの事業連携
2.「カーボンニュートラル・コンビナート」構想
3.「オープン・コンビナート」を念頭に置いたDX化の推進
4.コンビナートと地方自治体~なぜ「地方創生」が問われるのか。
5.結論:コンビナートへの提言

第8回配信『補助金はTSMC熊本工場ではなくMicron広島工場に使え -日本半導体産業の致命的欠陥は世界レベルのファブレスが無いこと-』
講師: 微細加工研究所 所長 兼 CEO
湯之上 隆 氏

[講演要旨] 日本政府が半導体工場に補助金を投入することになったが、演者はこれに賛同できない。もしどうしても使いたのなら、せめてEUVの導入が期待できるMicron広島工場に投入するべきである。それ以前に、日本半導体産業には、世界で戦えるファブレスが無いという致命的な欠陥がある。
本セミナーでは、過去20年間でファブレスが途轍もない成長を遂げたことを示す。そして、マーケティングと設計だけで勝負できるファブレスの育成こそが、日本の喫緊の課題であることを論じる。
《構成》
1.補助金投入の対象となっている3工場の比較
 1-1 先端半導体工場の新増設を支援する改正法が成立
 1-2 TSMC熊本工場(22/28nmロジック)
 1-3 KIOXIA四日市工場(NAND)
 1-4 Micron広島工場(DRAM)
 1-5 補助金投入で新技術の導入が期待できるのはどこか
2.日本半導体産業の致命的な欠陥
 2-1 2021年の世界半導体売上高ランキングの分析
 2-2 2000~2021年の主な半導体メーカーの売上高の推移
 2-3 2025年までの上位半導体メーカーの売上高予測
 2-4 2001年、2010年、2016年で規格化した各社の売上高比較
 2-5 衰退する垂直統合型と成長するファブレス
 2-6 日本半導体産業の致命的な欠陥
3.まとめ

《開催要項》
【受講料】
各回1名につき11,000円(税込み)
本セミナーは録画配信によるオンラインセミナーになります。各回とも見逃し配信を実施します

【開催日時】
第1回配信: 塩沢氏: 受付を終了しました
2022年1月25日(火)10:30~11:40(入室10:15~)
見逃し配信期間: 2022年1月26日(水)10:00~1月31日(月)17:00

第2回配信: 壁谷氏: 受付を終了しました
2022年2月1日(火)10:30~11:40(入室10:15~)
見逃し配信期間: 2022年2月2日(水)10:00~2月7日(月)17:00

第3回配信: 程塚氏: 受付を終了しました
2022年2月8日(火)10:30~11:35(入室10:15~)
見逃し配信期間: 2022年2月9日(水)10:00~2月14日(月)17:00

第4回配信: 山田氏: 受付を終了しました
2022年2月15日(火)10:30~11:45(入室10:15~)
見逃し配信期間: 2022年2月16日(水)10:00~2月21日(月)17:00

第5回配信: 川端氏: 受付を終了しました
2022年2月22日(火)10:30~11:50(入室10:15~)
見逃し配信期間: 2022年2月23日(水)10:00~2月28日(月)17:00

第6回配信: 柯氏: 受付を終了しました
2022年3月1日(火)10:30~11:35(入室10:15~)
見逃し配信期間: 2022年3月2日(水)10:00~3月7日(月)17:00

第7回配信: 稲葉氏: 受付を終了しました
2022年3月8日(火)10:30~11:50(入室10:15~)
見逃し配信期間: 2022年3月9日(水)10:00~3月14日(月)17:00

第8回配信: 湯之上氏: 受付を終了しました
2022年3月22日(火)10:30~11:30頃(入室10:15~)
見逃し配信期間: 2022年3月23日(水)10:00~3月28日(月)17:00

【申込締切日】
それぞれ開催日の3営業日前

【受講要件】 既存の「インターネットブラウザ」(インターネットエクスプローラー(IE)を除く)の利用が可能であること、もしくはビデオ会議ツール「Zoom」アプリ(無料)のインストールが可能な方

第1回配信(塩沢氏講演):受付を終了しました

第2回配信(壁谷氏講演):受付を終了しました

第3回配信(程塚氏講演):受付を終了しました

第4回配信(山田氏講演):受付を終了しました

第5回配信(川端氏講演):受付を終了しました

第6回配信(柯氏講演):受付を終了しました

第7回配信(稲葉氏講演):受付を終了しました

第8回配信(湯之上氏講演):受付を終了しました

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