化学は繋がっているという面白さを知る
贅沢な体験ができました

所属 編集本部 編集局 ライフグループ
公開時期 2024年9月
Q 入社前、入社後の経歴と、当社への志望理由は?

整理記者から取材記者へ

 新卒で東北の新聞社に入り整理記者を中心に仕事をしていました。2年ほどで転職したのですが、また整理の仕事がしたいと思い2021年に化学工業日報社に入社しました。

 整理部では紙面のレイアウトから見出し付け、組版まで全般的に経験しました。整理の仕事は大好きなのですが、化学のことをもっと知りたいと思い記者になることを希望して、2022年10月に記者になりました。

 面接の際、編集局長が「化学の世界はとにかく面白いんだよ!」と無邪気に話をしてくれたのが入社の決め手です。自由な発想で仕事ができそうだと思いました。海外に行けるチャンスがあるのも魅力でした。

Q 現在の業務内容は?

他紙よりも早く、より詳しくを意識して取材、執筆、掲載を

 化粧品や日用品といったライフサイエンス分野の担当記者として、化粧品メーカーを取材しています。化粧品はBtoCの業界ですが、化学の新聞社なので製品よりも研究成果や原料、成分にフォーカスを合わせています。社長インタビューといった企業経営に関する取材は一般の新聞社と一緒です。他紙よりも早く、より詳しくを意識して取材、執筆、掲載まで進めています。

 原料や成分の話は難しいところもありますが、教えていただくという気持ちでやっています。「文系ですか」と言われることもありますが、謙虚に学び続けることで少しずつ頼ってもらえるようになってきたなと感じています。

Q 仕事のやりがい、印象に残っている仕事

2023年に行ったシンガポール特集の取材

 2023年に行ったシンガポール特集の取材が印象に残っています。担当の化粧品とは違う分野を異国で取材したので大変でしたが、化学は繋がっているという面白さを知る贅沢な体験ができました。

 化粧品は世界中の消費者に使われていますが、その市場は限られています。一方、化学の素材は化粧品や石鹸に使われ、半導体の洗浄剤にも使われているものがあります。一つの素材が世界の色々なところに広がっていくというのは、化粧品業界しかやったことのない私にとってすごく衝撃でした。記者経験が1年経っていない時にこういった機会をもらえたのは有難かったし、海外に行ったからこそわかったことだと思います。

Q  今後チャレンジしたいこと、キャリアについて

どの分野でも楽しむことを忘れずに

 化粧品担当も2年目になるのでいずれ異動するでしょうが、どこの業界に行っても謙虚に学ぶ姿勢を忘れず、その業界を理解する、楽しむことを忘れずに仕事がしたいと思っています。今後担当するとしたらBtoBの世界になると思いますが、今担当しているBtoCの知見を活かしてサプライチェーンをまとめて書ける記者になれたらと思います。諸先輩方のようにグローバルに仕事が出来たらとも思い、会社の研修制度を利用して英会話の勉強をしています。

 当社は女性の記者が少ないので、女性の感性を活かした取材ができることは自分の強みだと思っています。新聞記者という職業は体力がいる仕事ですが、上司のサポートのもと楽しく仕事ができています。今後も女性記者として働くロールモデルを作っていきたいです。

ある1日のスケジュール

09:30 出社
09:45 前日に取材した記事の執筆
10:30 午後からの取材の準備・勉強
11:30

取材先に移動し、近くで昼食

13:00 取材①
14:30 別の取材先に移動
15:00 取材②
16:40 帰社
取材内容の整理
18:00 同僚と食事
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