《北米化学物質セミナー》『米国およびカナダの化学物質規制動向』

本セミナーの現地開催は終了しました。アーカイブ配信のみ申込みいただけます。

セミナー概要

北米の化学品規制は年々厳しさを増してきています。この頃は、今まであまり規制されていなかったアーティクル(成形品)に添加されている化学物質の規制も厳しくなってきています。その理由の一つには、成形品に添加された化学物質が人や環境に悪影響を引き起こすことが分かってきたからです。これらが引き起こすリスクを最小限の抑えるために、政府は化学物質規制の強化を行っています。
本セミナーでは、法規制の動向を含め、化学品、成形品(消費財などを含む)を米国やカナダに輸出する時に知っておくべき法規制についての要点を解説します。
はじめに米国では、米国に製品を輸出する時に対応が必要な米国有害物質規制法(TSCA)、除菌剤(FIFRA)、改正化粧品法、今年の5月20日改正された危険有害性基準HCSの安全データシートSDSの変更点、カリフォルニア州プロポジション65暴露警告ラベル、これから厳しくなるPFAS規制について説明します。今年の11月からデータ報告期間が始まる米国TSCAセクション8(a)(7)のPFAS報告規則の対応方法についても説明をします。そして米国州法では、PFASを含む消費者製品の規制動向についても解説をします。
つぎにカナダでは、カナダ環境保護法(CEPA)要点(改訂ポイントを含む)、カナダSDSの改正ポイント、カナダ規制でのPFAS報告、その他にキーポイントなる化学物質規制について解説をします。カナダの輸入代理人制度についても説明をします。 最後にビジネスリスクの回避方法として、遵法監査、製品のコンプライアンス監査、サプライヤー監査、環境安全衛生監査、M&A時の環境デューデリジェンスや従業員のトレーニングなどの要点と訴訟対策について解説をします。

講師

エンバイロメント・ジャパン株式会社 代表 玉虫 完次 氏

受講対象者

北米の化学品規制の動向についてポイントを押さえて把握されたい方

プログラム

1.『米国法規制の概要および特徴』
 ●連邦法と州法の体系
 ●成形品規制の動向(化学品の使用制限など)
 ●有害物質管理法TSCA ・PMN/LVE/SNURの留意点
  
概要と動向、申請書作成時の留意点、その他
 ●PFAS の動向
  
PFASの問題点、連邦政府の対応、なぜPFASの対応を難しいか?
 ●FIFRA ・申請登録 ・訴求(製品クレーム)の留意点
  
FIFRA対象製品、FIFRA申請の概要、Treated Articleとは
 ●改正化粧品法(MoCRA)
  
概要、留意点、州の動向、その他
 ●スーパーファンド法
  なぜスーパーファンド法ができたか?
  概要、PFOA、PFOSが有害物質に指定された影響、
  潜在的責任当事者(Potential Responsible Parties:PRP)とは
  スーパーファンド法による地下水や土壌の浄化、
  PFAS汚染地下水の浄化方法の難しさ、その他
  安全データシート(SDS)の改定、米国カナダの2カ国間協定
  更新内容の概要、対応方法、その他
2.『州法の動向』
 ●州の動向 

  消費者製品の規制動向、PFASの使用制限・禁止の動向
 ●カリフォルニア州
  プロポジション 65 の動向
  ・セーフハーバーレベルとは
  ・規制対象化学物質リストの検索方法
  ・暴露警告表示とは
  ・暴露警告表示(ショートフォーム)の規制見直しの状況
  ・より安全な消費者製品(SCP)規則の動向
 ●ワシントン州
  優先化学物質、優先製品関連規制の進捗状況
  対象化学物質の使用制限や対象製品などの申告関連規制動向
 ●メイン州 、ミネソタ州
  PFAS 含有製品申告および使用制限/禁止規制の進捗状況
 ●その他

3.『カナダ法規制の概要および特徴』
 ●CEPA(カナダ環境保護法)

  CEPA改正、DSL とは、NDSL とは
  Snac とは、その他
 ●SDS(安全データシート)改定状況
  2023年1月改定のキーポイント
  米国とのハーモニゼーション
  その他
 ●カナダ輸出時の留意点
  代理人制度
  その他
  カナダのPFAS報告 規制の概要と対応方法
 ●その他

4.『ビジネスリスクの回避方法と対応事例』
 ●ビジネスリスク

  違反リスク、訴訟リスク
  コンプライアンス監査の必要性、その他
 ●サプライチェーンマネジメントの必要性
  なぜ必要か?
  電気・電子機器などを対象とするマテリアル・デクラレーション
  (IPC 1752A規格)とは
  欧米企業の対応方法
  PFASリスク
  その他
 ●その他の留意点

5.Q&A

開催要項

アーカイブ配信

受講料

1名につき29,700円(税込)
開催日時

2024年10月23日(水)10:00~10月30日(水)17:00

期間中は何度でも視聴可能です 

申込締切 2024年10月18日(金)17:00

セミナー受講に当たっての注意事項とよくあるご質問を必ずお読みいただき、ご了承の上お申込みください。

セミナーに関するお問合せ

化学工業日報社 営業部
〒103-8485 東京都中央区日本橋浜町3-16-8
お問い合わせはこちら

ページトップへ戻る