東京開催《ビジネスセミナー》
『ナフサと原油:2025 年の価格見通し』

本セミナーは、「現地開催」、「アーカイブ配信」がございます。

現地開催、アーカイブ配信それぞれ別料金となります。お申込みもそれぞれ必要となります。

セミナー概要

 石油化学製品の多くはナフサを原料に生み出されており、また、その製品価格とナフサ価格が連動していることは、化学業界で働く人にとっては自明のことと思われます。原油価格は、燃料コスト(輸送コスト、光熱費)に直結するものであり、多くの企業活動に影響します。化学業界で働く人にとっては、双方とも目を離せないトピックといえるでしょう。

 本セミナーでは専門家を招き、ナフサおよび原油の市場動向について、今後の見通しを解説 していただきます。

原油価格見通し

 中東や東欧の地政学リスクが依然として残るなか、トランプ米大統領が就任したことにより、不確実性が増しています。
同大統領は自らをタリフマン(関税男)と呼び、2期目の今回も関税を経済や外交の武器として使おうとしていますので、関税戦争に発展する可能性があります。1期目のように米中貿易戦争が再開するかもしれません。
 また、電気自動車に関する義務撤廃、パリ協定再離脱とバイデン前政権とは正反対の化石燃料回帰への政策を打ち出していて、なかでも「ドリル、ベイビー、ドリル」と化石燃料を増産する方針を明確にしています。また、OPECに対して価格の引き下げも要求しています。
主要調査機関が示す見通しのとおり、今年の世界の石油需給バランスは供給過剰となる公算が高まっています。
 ただし、備蓄を増やす方針も示していますので、短期的、中長期的にはどちらにバイアスがかかるのか、考察しながら原油価格の動向を見通します。

ナフサ価格見通し

 ナフサの先行き需給は悲観的な見方が強く、原油に対しては比較的割安で推移することが見込まれます。世界経済の減速や中国不動産不況、主要産業の需要低迷が続き、石油化学業界の需要回復が難航しています。
 さらに、カーボンニュートラル目標に伴うプラスチック規制やリサイクルプラスチック市場の拡大が、従来の石油化学製品需要を圧迫しています。
一方、中国ではナフサクラッカー中心のエチレン生産能力が急拡大し、供給過剰が深刻化。COTCプロセスの導入も進み、アジア各国の輸出減少が懸念されています。
 日本や韓国では、国内市場の成熟化と中国の影響を受けた供給過剰に対応するため、エチレン設備の再編や高付加価値製品へのシフトが進行中です。しかし、ナフサクラッカーのコスト競争力低下や中東の低コストCOTCプラントの台頭により、日本、韓国、台湾の業界はより一段の苦境に立たされることが想定されます。中東の競争力を背景に、アジア勢は高付加価値製品への構造転換を急ぐ必要があります。石油化学の現況やリスクを踏まえ、今後のナフサ価格を見通します。

講師

■クリークス合同会社■
クリークスは、石油化学関連業務を全面的にパックアップします。これまで入手困難であった石油化学情報を収集し、それを分析、そしてどのように活用すべきか、一貫してサポートします。企業ごとに取り扱う製品はさまざまですが、川上から川下まで汎用品を中心に多数の石油化学製品の市況動向、需給動向を分析します。特に国産ナフサ価格の予想は確度が高いことから定評があり、ユーザー間の値決めに使用している企業も多数。このほか価格交渉のツールとしてや、時期によっては予算策定などに活用されています。各種レポートは現在、国内外の数千のユーザーに配信しています。 クリークスのウェブサイトはこちら

クリークス合同会社 代表 小川 博之 氏

1988年に兼松入社、石油製品(ナフサ、灯油、軽油、重油)の三国間取引及び輸入業務、原油トレーダーとして調達販売業務に従事。1999年にサムスンジャパン入社、ナフサ仲介、石油化学製品の三国間取引および輸入販売業務に従事。2006年にアメレックス・エナジー・コム入社、国内需要家向けのヘッジ取引である国産ナフサスワップ取引を立ち上げる。2008年に現クリークス副代表清水とともに、国産ナフサ価格予想を中心とする石油化学の市況情報業務を立ち上げ、石油化学メーカーのみならず多岐に及ぶ業界に向けて情報配信を開始する。2017年9月にクリークスを立ち上げ、現職。

クリークス合同会社 副代表 清水 貴光 氏

1995年に三井物産フューチャーズ入社、リテール営業を経て投資戦略室にて石油担当のアナリスト業務に従事。2007年にアメレックス・エナジー・コム入社、現クリークス代表小川と国産ナフサスワップのブローカー業務に従事。翌2008年、石油マーケットに関するアナリスト経験と、小川のナフサおよび石油化学に関する幅広い知見を活かし、ナフサを中心とする石油化学のレポート業務を立ち上げる。情報配信のほか展示会への出展やセミナー開催などを展開。2017年より現職。アナリストの目(時事通信社)、原油マーケットの行方(楽天証券トウシル)などに寄稿。

受講対象者

石油化学製品を原料として購入する各種製造業の調達、購買部署やその予算策定に関
わる部署の方 

ナフサ価格に連動する石油化学製品、またはそれを原料とした製品を購入・販売し、その
取引における価格交渉が必要となる営業部署の方

 石油化学製品を取り扱う商社の営業部署の方

プログラム

第1講 (13:30~14:30)
 『原油価格の見通し』


第2講 (14:40~15:40) 
 『ナフサ価格の見通し』 


Q&A (15:40~16:10) 

開催要項

現地開催

受講料

1名につき29,700円(税込み)

受講特典 希望者に、クリークス発行のレポートのサンプルを提供します。お申し込み時に、連絡事項欄に「レポートサンプル希望」と明記ください。
開催日時

2025年3月6日(木)13:30~16:10 【開場13:00~】

申込締切 開催当日
定員 20名(先着順)
お持物 申込受付メールをプリントアウトして会場受付にご提出ください。PC・スマホでの画面提示や名刺を1枚ご提出いただく形でも受付可能です。
会場 化学工業日報社 5階 大会議室
(東京都中央区日本橋浜町3-16-8)

セミナー受講に当たっての注意事項とよくあるご質問を必ずお読みいただき、ご了承の上お申込みください。

会場アクセス

東京都中央区日本橋浜町3-16-8

アーカイブ配信

受講料

1名につき29,700円(税込み)
受講特典 希望者に、クリークス発行のレポートのサンプルを提供します。お申し込み時に、連絡事項欄に「レポートサンプル希望」と明記ください。
開催日時

2025年3月11日(火)10:00~3月17日(月)17:00
期間中は何度でも視聴可能です

申込締切 2025年3月10日(月)12:00

セミナー受講に当たっての注意事項とよくあるご質問を必ずお読みいただき、ご了承の上お申込みください。

セミナーに関するお問合せ

化学工業日報社 営業部
〒103-8485 東京都中央区日本橋浜町3-16-8
お問い合わせはこちら

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