日立製作所は11日、飛沫感染を防ぐフェースシールドの生産に同日から乗り出したと発表した。全国の特定および第一種の感染症指定医療機関に優先的に無償提供し、第二種の感染症指定医療機関にも無償提供する。日立グループの日立総合病院の現場の意見などを参考に研究開発部門が中心となって設計したという。

 フレーム部分の素材はアルコール洗浄を想定したポリプロピレンを採用。強度を保ちながら軽量化し通気性も確保した。茨城県や愛知県にあるグループ会社の3つの拠点で生産を行う。5月は週2000~3000個を生産し、6月には同8000~1万個に拡大する予定だ。

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